桐島、Rubyやめるってよ¶ ↑
: allotted-time
30m
: theme
nari-ext
((*注意*))¶ ↑
スライドプロパティ¶ ↑
: size
8
((*注意*))nnこのスライドにはnソースコードが一行nも登場しません。nnコード依存症の方にはn苦痛の30分です。¶ ↑
Note¶ ↑
-
コードがでてこないプレゼンをするのはあまり経験がないので不安ですが、ちょっと挑戦。お付き合いください。
p¶ ↑
:background-image
images/code_smell.png
:background-image-align
right
:background-image-relative-height
80
: size
4
:headline-align
left
:background-image-credit
https://twitter.com/takejune/status/224874889801240577
((*今日の話すこと*))nnプログラミングへのn向き合い方¶ ↑
Note¶ ↑
-
ここでみなさんが間違いなく共通している点。「プログラミング」ということ。
– 「Ruby」もあるけど
-
その行為について私自身を例に取りながらプログラミングにたいする向き合い方というか態度というか、そのへんを少し考察してみたい
本発表の狙い(淡い希望)¶ ↑
-
あんまりプログラミングできてない人
-
はじめるきっかけ
-
-
たくさんプログラミングしてる人
-
向き合い方を考えるきっかけ
-
本発表の狙い(淡い希望)¶ ↑
-
今、会場でコード書いてる人
-
続けてください
-
自己紹介¶ ↑
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/ruby_commiters.png
:background-image-relative-width
90
Note¶ ↑
-
一応、Rubyのコミッタをやってまして、GCの改善を主に担当しています。
ちょっと脱線(自慢)¶ ↑
Note¶ ↑
-
脱線、というか自慢
-
今回のプレゼンのために少しRabbitを改良
p¶ ↑
:background-color
black
:color
white
:size
7
動画再生機能¶ ↑
-
((<Hi!! from barhuman - Youtube|URL:www.youtube.com/watch?v=kR8ZMkO19hg>))
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/rabbit_pull_video.png
:background-image-relative-width
90
Note¶ ↑
今回のプレゼンで動画を使いたかったので、動画再生機能をRabbitに入れた。
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/rabbit_pull_video_01.png
:background-image-relative-width
90
須藤さんの神対応〜¶ ↑
# image # src = images/rabbit_pull_video_02.png # relative_width = 100
動画再生方法¶ ↑
* ruby-gstreamerを使っている * 須藤さん作 * 振り返るといつも須藤さんがいる感じがして((*ヤバイ*))
Note¶ ↑
-
gstreamerというマルチメディアのフレームワークのrubyバインディング
– ruby-gstreamer。
-
犬も歩けば須藤さんに当たる。
-
ライブラリが多作で広範囲な方って尊敬する。
– 私の上司の前田さんとかもそうで、net/imapとかreadlineとかcursesとかerubyとかmod_rubyとか、まあスゴイなあと思います。
自慢終わり¶ ↑
本題¶ ↑
『桐島、部活やめるってよ』¶ ↑
-
((<映画『桐島、部活やめるってよ』予告編 - Youtube|URL:www.youtube.com/watch?v=KjjG0WTQ6C4>))
Note¶ ↑
-
最近、映画を見るのが好きで。
– 昨年くらいに公開されたこの映画がものすごい好きなんですけど、みなさんごぞんじですかね。
-
これ観たよ、という方、どれくらいいますか?
– 観てない方も内容についてこれると思う。安心してください。
-
この映画『桐島』というのは、あまり多くを語らない映画なので。
– 自分の想像で補う部分が大きい。
– いろいろと妄想して遊べたりする作品。
– ということで、今回は
桐島、n((Ruby))やめるってよ¶ ↑
Note¶ ↑
という架空の作品を妄想してみました。
『あらすじ』¶ ↑
200X年nRubyを第一言語としたnある企業が存在した¶ ↑
p¶ ↑
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images/kirishima_company.png
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black
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100
:background-image-relative-width
100
: size
5
: color
white
:headline-position
bottom-right
((*桐島(社員)*))nn- エースプログラマn- 女性にもモテモテn- 上司からも一目を置かれるn- 突然会社を辞めたらしい¶ ↑
Note¶ ↑
-
企業の社員の桐島
-
いわゆる仕事のできるやつ
-
会社を辞めた、という噂が…というところから物語がスタート
p¶ ↑
:background-image
images/kirishima_unknown.jpg
:background-image-align
right
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40
: size
4
:headline-align
left
((*ヒロキ(社員)*))nn- 桐島の親友n- 同じくリア充でエースn- 彼の『悩み』が主題¶ ↑
Note¶ ↑
-
さて桐島には友人がいました
-
それがヒロキ
-
同じ会社に勤務
-
桐島と同じく仕事もできてモテモテのリア充
-
映画『桐島』では彼の悩みが重要なテーマとなっています
p¶ ↑
:background-image
images/kirishima_hiroki.png
:background-image-align
right
:background-image-relative-width
50
: size
4
:headline-align
left
((*某社*))は多数の社員を抱えるn超エンタープライズな会社であった¶ ↑
Note¶ ↑
-
そんな優秀な彼らを抱える某社は大変な大企業
-
数百人のプログラマを雇用
※朝のスタンドアップミーティング¶ ↑
p¶ ↑
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images/kirishima_chokai.png
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black
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100
: size
5
: color
white
:headline-position
bottom-right
会社には((*二つ*))の集まりがあった¶ ↑
『自社サービス作成会』¶ ↑
p¶ ↑
:size
6
自社サービス作成会¶ ↑
-
本業の傍ら、残業して自社サービスを作る会
-
希望を持って入会したヒロキ
-
「世界を変えるプロダクトを作る!」
-
Note¶ ↑
-
SIの傍ら、自社サービスを構築する集まり
-
仕事がおわってから有志があつまって自社サービスを作っている
-
『意識が高い』の『ヒロキ』は当然ながら進んで入会
– 希望を持っていた
しかし実情は…¶ ↑
深夜作業の毎日n(残業手当なし)¶ ↑
Note¶ ↑
-
連日、みんなであつまって深夜まで作業している
-
完全なボランティアなので残業手当がでるわけでもない
p¶ ↑
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images/kirishima_captain01.png
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100
:background-image-relative-width
100
: size
5
: color
white
:headline-position
bottom-left
できあがるのはn流行りそうもないnプロダクト¶ ↑
Note¶ ↑
-
そのくせできあがるのはまったく流行りそうもないもの
-
ついったクローンみたいなやつとか
-
新規性が無い
p¶ ↑
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images/unuseless_application.jpg
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black
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100
: size
5
: color
white
:headline-position
top-left
((*やる気はあるがn技術力のないリーダー*))¶ ↑
# image # src=images/kirishima_captain00.png # relative_height=100
((*次第にヒロキは…*))nn- こんなこと続けてn なんの意味が…n- そのうちn 会に参加しなくなるn - (残業はゴメンだ!)¶ ↑
Note¶ ↑
-
成功するわけがないし、目的が見えない、こんなことをやっていても時間の無駄だ。
-
そのうち集まりに行かなくなっていった
p¶ ↑
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images/kirishima_hiroki.png
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right
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50
: size
4
:headline-align
left
それでも熱心に誘うnリーダー¶ ↑
Note¶ ↑
-
リーダーとしては彼が抜けるのは痛い
– エースだから
nnn「なぜリーダーは続けてるんですか?」¶ ↑
Note¶ ↑
-
あるときヒロキは疑問に思って聞いてみた
– リーダーはなんのためにこの集まりを続けているのか
– 意味があると思ってやっているのか
p¶ ↑
:background-image
images/kirishima_reader_hiroki00.png
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black
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100
: size
5
: color
white
:headline-position
bottom-right
「次のリリースまでは…一応…ね」¶ ↑
Note¶ ↑
-
次のリリースでなんか注目されるかもしれないじゃん?的な回答をされる…
p¶ ↑
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images/kirishima_reader_hiroki01.png
:background-color
black
:background-image-relative-width
100
: size
5
: color
white
:headline-position
bottom-left
もう一つの部活動¶ ↑
『GC研究会』¶ ↑
((*オタクの集まり*))¶ ↑
# image # src = images/kirishima_bushitu.png # relative_height=100
Note¶ ↑
-
見ての通りスゴイオタクの集まり
-
なんかコソコソ喋ってニヤニヤしてる
-
好きなGCアルゴリズムの話で盛り上がってる
p¶ ↑
:background-color
black
((*他の社員からはn白い目で見られている*))¶ ↑
# image # src = images/kirishima_eiga_00.png # relative_height=100
p¶ ↑
:background-color
black
女子からは笑われ¶ ↑
# image # src = images/kirishima_eiga_01.png # relative_width = 100
上司からも見放されている¶ ↑
# image # src = images/kirishima_eiga_03.png # relative_width = 100
Note¶ ↑
-
ヒロキや桐島とは対極にあるようなアングラな存在でした
でも…¶ ↑
なんか楽しそう¶ ↑
# image # src = images/kirishima_eiga_04.png # relative_width = 100
Note¶ ↑
-
彼らはなんか楽しそうだった
-
あんなに嘲笑されているのに?
一方で…¶ ↑
思い悩むヒロキ¶ ↑
# image # src = images/kirishima_eiga_05.png # relative_width = 100
悩み…¶ ↑
-
人並み以上にはプログラムは書ける
-
でも((*スゴイ級*))ではない
-
イノベーティブなプロダクト(笑)
-
彼らの原動力はどこに…¶ ↑
# image # src = images/kirishima_eiga_06.png # relative_width = 100
Note¶ ↑
-
ヒロキはGC研究会の人たちを見て感じる
-
彼らはあんなに意味のなさそうなことばかりやってるのに、楽しそうなのか、そして続いているのか?
彼はなぜ『素振り』を続けるのか?¶ ↑
# image # src = images/kirishima_captain01.png # relative_height = 100
((*あらすじ*))n終わりnn((*続きはDVDで*))nn未開封のDVD2枚買ってきたんで興味ある人に配るよ!!¶ ↑
p¶ ↑
:size
5
自分のことを振り返る¶ ↑
-
プログラミングは楽しい
-
「オレってばスゲー感」
-
なんでもできるんじゃね
-
Note¶ ↑
-
『あらすじ』の内容を受けて自分の昔のことを振り返ってみる
-
プログラム書くのが楽しい
-
いろいろ作ってると「俺スゲー」みたいな感じになる
– なんか知らないけど万能感があった
-
「私はなにかを成す人間かもしれぬ…ゴゴゴ」
だがそのうちに…¶ ↑
オレってn「ぽんこつ」…?¶ ↑
Note¶ ↑
-
これは誰でもそうかもしれない
-
自分よりもスゴイ人を観るたびに痛感すること
-
私自身はたいしたプログラマではない
– むしろ「ぽんこつ」なんじゃね…?
p¶ ↑
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images/junk.jpg
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http://www.flickr.com/photos/clover_1/6409743483/
:background-image-relative-width
100
:background-image-relative-height
100
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bottom-right
:color
white
:size
7
((*ぽんこつ事例 その1*))¶ ↑
Note¶ ↑
-
ここからは自分のぽんこつ度を検証するために具体的な事例をあげていきたい
((‘ ’))¶ ↑
Note¶ ↑
-
みんな大好き、Perfumeですね
-
私はそんなにファンというわけでもないんですけど
-
Perfumeが非常に面白い取り組みをしていた
p¶ ↑
:size
8
:background-image
images/perfume.jpg
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100
:background-image-relative-height
100
:background-image-credit
http://www.zerochan.net/787375
perfume-dev¶ ↑
((‘tag:x-small:((<Perfume Global Site BVHで遊んでみた - Youtube|URL:www.youtube.com/watch?v=uIgsODaANHY>))’))
Note¶ ↑
-
perfume-dev
-
世界進出プロジェクトの一つとして、Perfumeに関するデータを公開した
-
github上にデータが公開
– BVH形式でPerfumeのモーションキャプチャデータと音声を公開
– 世界中のクリエイターに二次創作してもらって面白いことをやろう、という目論見
なんかできないか¶ ↑
-
Rubyで動かしている人がいなかった
-
じゃあ動かしてみよう
-
某ゲーム作成でRuby/SDLのスキルがあった
-
-
-> 徹夜
Note¶ ↑
-
お盆休み、公開から1年くらいたってなんとなく気になった
-
モーションキャプチャデータがあるのにRubyで動かしてる人がいない
わーい、できた〜!¶ ↑
-
((<“perfume-dev Ruby/SDL(2) - Youtube”|URL:www.youtube.com/watch?v=rjoFPGmJyn0>))
Note¶ ↑
-
でまあこんな感じになった
– 寝ぼけてたので、Perfumeのダンスも随分近未来的というか、アグレッシブな関節の使い方するな、とマジで思った
-
動画をYoutubeに上げて寝た
-
いくらか反響があった
動画視聴者の声(1)¶ ↑
# image # src = images/perfume_dev_01.png # relative_width = 80
動画視聴者の声(2)¶ ↑
# image # src = images/perfume_dev_02.png # relative_width = 80
(プログラマはHPよりMPが重要)¶ ↑
orz¶ ↑
Note¶ ↑
-
Perfumeをちゃんと踊らせられないなんて…
((*ぽんこつ事例 その2*))¶ ↑
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:size
8
:background-image
images/brushup-logo.png
:background-image-relative-height
80
Railsで作ったWebサービス¶ ↑
-
3年前くらいにつくったやつ
-
適切なタイミングで物事の復習を促す
-
((<URL:brushup.narihiro.info>))
-
「は〜、天才的なnウエッブサービスだわ〜」¶ ↑
p¶ ↑
:size
6
現在…¶ ↑
中卒コミッタにn『あれはオワコン』nと言われる¶ ↑
orz¶ ↑
((*ぽんこつ事例 その3*))¶ ↑
configict¶ ↑
Rails用のgem¶ ↑
-
アプリケーション固有の設定ファイルを管理する
-
config.yml.sample と config.yml に差分があった時に例外発生
-
((<URL:github.com/authorNari/configict>))
-
Note¶ ↑
-
Railsで独自の設定ファイル作るときconfig.yml.sampleみたいなの用意すると思う
-
他の人がconfig.yml.sampleいじって項目追加して気づかないことがあった
-
突然、「なんでかアプリが動かないぞ…」となる
-
config.yml.sample config.yml で項目の差分があったら例外を投げるようにした
「は〜これは神gemできたわ〜」¶ ↑
Note¶ ↑
-
意気揚々とブログも書いて、gemにもした
p¶ ↑
:size
6
松田さんにn『いらないんじゃないすか』nと言われる¶ ↑
orz¶ ↑
CRubyのGC¶ ↑
いろいろ改善¶ ↑
-
Lazy Sweep
-
GC::Profiler
-
Bitmap Marking
「ふ〜、けっこう頑張ったわ〜」¶ ↑
p¶ ↑
:size
6
一方、海外では¶ ↑
# blockquote # title = The Cost of Ruby 1.9.3's GC::Profiler Ruby's GC is a ((*steaming pile of shit*))
OH…¶ ↑
Githubのスター数¶ ↑
-
スター数が多いほど注目をあつめているプロダクト
-
そのぶん社会的には価値がある((*っぽい感じ*))がする
-
俺達の((*@a_matsuda*))さん¶ ↑
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/github_amatsuda_00.png
:background-image-relative-width
80
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/github_nari_00.png
:background-image-relative-width
80
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/gomi_00.jpg
:background-image-relative-width
80
nnロックスターにはなれない¶ ↑
Note¶ ↑
-
ああ、私はロックスターになれない
-
一般的に使われるプロダクト、とかは作れそうもない
-
狙ってもうまくいかないし、自分の中で手応えがあってもパッとしない
p¶ ↑
:background-image
images/rockstar.jpg
:background-color
black
:background-image-relative-height
90
: size
5
: color
white
:headline-position
bottom-right
:background-image-credit
http://www.flickr.com/photos/vox_efx/2253783030/
nnn「なぜプログラミングを続けてるんですか?」¶ ↑
Note¶ ↑
-
ということろで、じゃあ、何者にもなれない、きっと成功もできないであろう私はなぜプログラミングを続けているのか
-
という点についてこれから考えていきたい
-
そのことについて考えるためには
p¶ ↑
:background-image
images/kirishima_reader_hiroki00.png
:background-color
black
:background-image-relative-width
100
: size
5
: color
white
:headline-position
bottom-right
なぜn「コードを書く」nのか?¶ ↑
Note¶ ↑
-
そのことについて考えるためにはまず何のためにコードを書いているのか
((*動機*))¶ ↑
Note¶ ↑
-
コードを書く動機とは何なのかというところを見ていく
-
たぶんさまざまな動機があるとおもう
-
ここから話すことは私個人の話
-
どれが間違いというわけでもない、人それぞれでいいと思う
動機¶ ↑
-
人に使ってもらいたい
-
お金
-
有名になりたい
-
日頃の生活を便利に
-
etc…
Note¶ ↑
-
人に使ってもらって喜んでもらうのを観るため、とかすごい綺麗な動機に見える
-
「お金」。仕事でコード書くのはお金とためですし
-
有名になりたい、というのもまあおおっぴらに言う人はすくないけどありでしょう
動機¶ ↑
-
人に使ってもらいたい
-
お金
-
有名になりたい
-
((*日頃の生活を便利に*))
-
etc…
Note¶ ↑
-
ひとつピックアップして個人的な感想をいいたいとおもう
((*日頃の生活を便利に*))¶ ↑
Note¶ ↑
-
日頃の生活を少しだけ便利にする、というのはかなり昔から言われていること
((‘ ’))¶ ↑
# blockquote # title = 伽羅(がらん)とバザール 最高のハックは、作者の((*日常的な問題*))に対する((*個人的な解決策*))として始まる
マジで?¶ ↑
あんましそういうことがない¶ ↑
はじめてコードを書いた時のこと¶ ↑
-
日常の問題を解決しようとか思ってない
-
社会の役にたつ…とか何それ?
Note¶ ↑
-
はじめてコード書いた時のことを思い出してみる
-
日常の問題を解決しようとか微塵も思ってない
-
はじめて作ったプログラムはポケコンのBasicを使って、かずとりゲームを作った。
– 夢中になって作り終わったあとに友達に見せたら「ふーん」と言われて終わりで、すごい傷ついた覚えがある。
「コード書くのがすっげー面白かった」¶ ↑
-
動画再生:キーボードクラッシャー
Note¶ ↑
-
それでもなんでコードを書くのをやめなかったかというとコードを書くのがスゲーたのしかったから。
-
楽しくなかったら「ふーん」って言われたところで辞めてる
それは今も同じ¶ ↑
-
GCの改善も「楽しい」からやってる
-
個人的にGCで困ったことはなかった
-
どうしても困るから改善、とかじゃない
-
((‘ ’))¶ ↑
# image # src=images/jojo_akogare.png # relative_height=90 # caption=マイヒーローたち
Note¶ ↑
-
他の人はどうなんだろう?と思った
-
私なりに分析
-
私が尊敬する方々のプログラミングへの向き合いかたを紹介したいと思う
((*mameさん*))nn- 表の顔n - リリースマネージャn - TAPL翻訳者¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/mame.jpg
:background-image-align
right
:background-image-relative-width
50
: size
4
:headline-align
left
:background-image-credit
http://jp.rubyist.net/magazine/?0038-Hotlinks
((*mameさん*))nn- 裏の顔n - Quineを愛するn 世界的な((*変態紳士*))¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/mame.jpg
:background-image-align
right
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50
: size
4
:headline-align
left
:background-image-credit
http://jp.rubyist.net/magazine/?0038-Hotlinks
代表作: RubyKaigi2010のスタッフロール¶ ↑
-
((<“RubyKaigi 2010 credits (「超絶技巧 Ruby プログラミング」より) - ニコニコ動画”|URL:www.nicovideo.jp/watch/sm11962886>))
Note¶ ↑
-
代表作はこのRubyKaigi2010のスタッフロールだとおっしゃっていた
-
Quineというのは「自身のソースコードと完全に同じ文字列を出力するプログラム」
-
このスタッフロールもQuineで書かれていて、ちゃんと音楽もなる。
-
スタッフロールの最後にロゴみたい
-
現場で見てたけどやばかった。
-
わけわかんない感じヤバイ。最凶のコミッタ。
nnn「なぜQuineを書いてるの?」¶ ↑
Note¶ ↑
-
この前のRuby20周年パーティで会った
– Quineのこと聞いてみた
p¶ ↑
:background-image
images/kirishima_reader_hiroki00.png
:background-color
black
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100
: size
5
: color
white
:headline-position
bottom-right
「よくわかりません」¶ ↑
「書いてるときが一番楽しい」¶ ↑
Note¶ ↑
-
反応もらったりするのもまあうれしいけど、書いてる時が一番楽しい
-
書き終わったあとはわりとどうでもよくなる
((*まつもとさん*))nn- Rubyのパパnn- そのほかn 驚くべき数のn 肩書きを持つがn すべての肩書きをn ここに記すにはn 余白が狭すぎる¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/matz_00.jpg
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right
:background-image-relative-height
70
: size
4
:headline-align
left
:background-image-credit
http://www.flickr.com/photos/john_lam/1910968816/
nnn「なぜRubyを作ったのか?」¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/kirishima_reader_hiroki00.png
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black
:background-image-relative-width
100
: size
5
: color
white
:headline-position
bottom-right
((‘ ’))¶ ↑
# blockquote # title = Yukihiro “Matz” Matsumoto: Ruby Inventor - gihyo.jp It was just ((*my hobby*))
((*竹内郁雄先生*))nn- Lispハッカーn- TAO/ELISn- tak関数,Takeuchi関数nn- ((*GC本監修*))¶ ↑
Note¶ ↑
-
私との関わりはGC本の監修をしてもらったこと
p¶ ↑
:background-image
images/tak_00.jpg
:background-image-align
right
:background-image-relative-width
50
: size
4
:headline-align
left
:background-image-credit
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/rensai/genius/01/01.html
((‘ ’))¶ ↑
# blockquote # title = GC本 - 監修者について - 竹内 郁雄 再利用されることなくお亡くなりになった(リークした)オブジェクトの((*供養*))を行ったこともあるオブジェクト思い。
Note¶ ↑
-
監修者のコメント
オブジェクトの供養¶ ↑
# image # src=images/tak_01.png # relative_height=90 # caption=伊豆にある神社らしい
真鵺道記法を教えてもらう¶ ↑
-
校正用マークアップ形式
- α/β
-
αをβで置き換え
-
- α/
-
αを削除
-
-
とかとか。sedみたいな感じの記法
-
参照 ((<電子メールで原稿を修正する方法―真鵺道 [PDF]|URL:www.nue.org/nue/nue-essays/nue-essays/bit-manued.pdf>))
-
Note¶ ↑
-
メールで校正するときに便利
-
diff形式だと行単位で変更点を示すので、typoなどの指摘するのが面倒。
– それに原稿の都合で改行は段落ごとに、とかあったりするし。
メールで貰ったn手書きの論文¶ ↑
# image # src=images/tak_02.png # relative_width = 90
Note¶ ↑
-
挿入する絵の書き方で悩んでたら、昔かいた手書きの論文をおくってもらった
-
手書きはスゴイ時間がかかるそうだけど、すごい味がある
最初の章がn「もくろみ」www¶ ↑
# image # src=images/tak_03.png # relative_width = 100
タイトルの横にn顔写真は当時異例だった¶ ↑
# image # src=images/tak_04.png # relative_height=80
((‘tag:x-small:忘年会で人のメガネをぶん取って撮ったとのこと’))
Note¶ ↑
-
顔写真を論文に載せるのは当時極めて異例だった。いまでもあまり見ない。
三章「ひらきなおれば」www¶ ↑
# image # src=images/tak_05.png # relative_width = 100
Note¶ ↑
-
内容も、ものすごく面白かった
なんかスゴイ遊んでる!¶ ↑
# image # src = images/mame_matz_tak.jpg # relative_width = 90
Note¶ ↑
-
この三人のプログラミングへの取り組みを見ていると、なんか楽しそう
-
スゴイ遊んでいる感じがする!!
((*遊ぶため*))ならn((*目的*))を選ばない¶ ↑
Note¶ ↑
-
こういう人を見ていくに連れて
-
遊ぶためなら目的を選ばずにやっていくのもありなんじゃないかと考え始めた
((*遊び*))重要¶ ↑
Note¶ ↑
-
遊びはとても大事なんじゃないか、と思う
-
遊んでると楽しいし
『目的決定』に集中しすぎていないか?¶ ↑
-
狙ってもどうせ大したもんなんかできない
-
((‘tag:x-small:「それより、コード書いてあそぼうぜ、磯野!」’))
Note¶ ↑
-
たまに「書きたいものがないからコード書けない」みたいなことを言う人がいる
– 目的決定なんて別に慎重に選ぶもんじゃないと思う
-
別に狙ってもどうせ大したものはできない
– 神gemできたとおもってもゴミだったりする
-
利益を求めてコード書くよりももっと積極的かつ気軽に遊んだ方がいいんじゃないか?
((‘ ’))¶ ↑
# blockquote # title = 伽羅(がらん)とバザール オープンソースの成功のいちばんだいじな影響の一つというのは、いちばん頭のいい仕事の仕方は((*遊ぶこと*))だということを教えてくれることかもしれない。
コード書いてる時¶ ↑
-
名前はこれで…アルゴリズムはこうで…
-
いろいろ考えて楽しい
-
すっかり目的を忘れてる
Note¶ ↑
-
できあがって嬉しい、というよりもコード書いてる時がたのしかった、と思う
-
別にいいものができなくっていいじゃん。最大限たのしかったのなら。
ストレス解消にもイイ¶ ↑
# image # src = images/how-design-is-made.jpg # relative_height=100
Note¶ ↑
-
生きていればストレスも溜まるし、嫌なことだって沢山ある。
-
そういうドロドロしたものをコードにぶつけることによって、コードというのはまた輝いてくる。
お手軽に遊ぶには?¶ ↑
Note¶ ↑
-
じゃあ、コード書いて遊べる手軽な方法の一つを教えたいと思う
((yhara))さんnn- 同僚n- プロのesolang作家n- 遊ぶのがうまいnn- 大人の遊びをn 教えてもらった¶ ↑
Note¶ ↑
-
esolang - esoteric(難解な言語)
p¶ ↑
:background-image
images/yhara_00.jpg
:background-image-align
right
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80
: size
4
:headline-align
left
:background-image-credit
http://www.flickr.com/photos/pragdave/542376644/
プログラミングnコンテスト¶ ↑
プロコンの良い点¶ ↑
-
目的決定のプロセスがない
-
与えられた問題を解くだけ
-
-
あとは遊び放題!
他にもイイ点¶ ↑
-
森田創(omo)さんのgihyoの記事を参照
-
((<第5回 体力vs.スキル - Comparators|URL:gihyo.jp/dev/serial/01/comparators/0005>))
-
((ICFPC))¶ ↑
ICFPC¶ ↑
-
ICFP(学会)が主催するプロコン
-
毎年、NaClの有志で参加している
-
yharaさんの呼びかけによるもの
-
集合写真っぽいの¶ ↑
# image # src= images/icfpc_00.jpg # relative_height=100
こんな感じ¶ ↑
# image # src= images/icfpc_03.jpg # relative_height=100
成績はけっして上位ではない…nnけど楽しいから続けてる¶ ↑
p¶ ↑
:size
6
ほんと…楽しい…です¶ ↑
# image # src= images/icfpc_01.jpg # relative_height=100
((<AtCoder|URL:atcoder.jp/>))¶ ↑
AtCoder¶ ↑
-
日本人によるプロコンサイト
-
問題が日本語で読めるし、Rubyが使える!
-
nNaClの有志でn隔週チャレンジ¶ ↑
p¶ ↑
:background-image
images/atcoder_00.jpg
:background-color
black
:background-image-relative-height
100
:background-image-relative-width
100
: size
5
: color
white
:headline-position
bottom-right
プロコンおすすめ!nnICFPCは今年もあるからnぜひ仲間と参加して欲しい!¶ ↑
p¶ ↑
:size
5
そろそろまとめ…¶ ↑
プログラミング = 遊び¶ ↑
p¶ ↑
:size
5
コードを書きはじめるのにn((*目的決定*))はそれほどn重要ではないのでは?¶ ↑
Note¶ ↑
-
遊び始めるのに理由はいらないように、プログラミングするのに理由はいらないと思う
-
気軽に書き始めればいい。目的決定はそれほど重要じゃない
p¶ ↑
:size
6
((*遊び*))重要nn((*楽しい*))重要¶ ↑
Note¶ ↑
-
はじめてプログラミングしたときの楽しさ、遊びの感覚を忘れないようにしたい
-
けっこう重要なんじゃないかなと思う
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:size
8
:background-image
images/matz_shime_00.png
:background-image-relative-height
100
:background-image-relative-width
100
:background-color
black
Note¶ ↑
-
札幌RubyKaigi2012でいっていた言葉
-
周りからの評価とか、ソーシャルコーディングしててもpull req一件もこないとか、そういう成果物に対するフィードバックがないことにあんまりがっかりしないで欲しい。
-
もっとプログラミング、という行為自体を楽しんでほしい。
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:size
8
:background-image
images/kirishima_shime.png
:background-image-relative-height
90
:background-image-relative-width
100
:background-color
black
Note¶ ↑
-
いろいろ嫌なこともあると思いますけど、コード書くという遊びは楽しい
-
ストレス解消にもなる
-
僕も楽しんでいきたいと望んでいますし、みなさんもコードを書いて遊んでみてはどうでしょうか
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:size
8
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images/hunter_hunter_shime.png
:background-image-relative-height
100
:background-image-relative-width
100
:background-color
white
Note¶ ↑
-
そして、コードを書くという遊びをめいいっぱい楽しんでいる人が、最終的には強いんじゃないのかな、と思います。
遊んでればPerfumeも動く¶ ↑
-
((<“perfume-dev with Ruby/SDL(3) - Youtube”|URL:www.youtube.com/watch?v=f9j4Qh5A3ys>))
Note¶ ↑
-
適当に遊んでたらPerfumeがキビキビ動くようになったので、ちょっと自慢しておきますね。
-
実はこれGCを止めてるんですよね
((*“*))n いや、わかんnないけどしてnんのかな?とn思って(笑)nブログ書いてnいるんでしょ、nきっと((*”*))¶ ↑
p¶ ↑
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images/m_seki.jpg
:background-image-align
right
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70
:headline-align
left
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5
:background-image-credit
cited from OOエンジニアの輪, photo from http://www.flickr.com/photos/recompile_net/6445473013/
Note¶ ↑
-
これはOOエンジニアの輪で関さんが「若いエンジニアに一言」というときに言ってた言葉ですね。もっとプログラミングしよう、という趣旨です。私はこの言葉が好きでちょくちょく思い出すのですが。
-
今日の講演を聞いて、少しでもプログラミングしたいと思ってくれたのだとしたらとても嬉しいです
-
そして、その気持ちはブログにエモい文字列並べるんじゃなくて、コードの方にぶつけていただければ幸いです。
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
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8
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100
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100
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white
Note¶ ↑
-
どんなコードでもないよりも合ったほうがまあいいかな、ということで気軽に書いてください
-
車輪の再発明とかやっちゃっていいんすよ
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
:size
8
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images/atcorder_log.png
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60
:background-color
black
Note¶ ↑
-
書きたいネタがなければatcorderで問題でも解いてみましょう
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また勉強会をやるのもいいと思います。発表形式の勉強会があまりにも多いと思います。
((‘ ’))¶ ↑
p¶ ↑
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8
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images/tak.png
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100
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100
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black
Note¶ ↑
-
最後は竹内先生の「最終講義」からこの言葉を持って来ました
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これはもう、書いてあるとおりの意味です
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今回の発表が、みなさんがコードを書きはじめるきっかけになったりとか、プログラミングへの向き合い方を考えるきっかけになっていれば嬉しい。
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ではこの辺で今日の発表をおわりにします
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ご清聴ありがとうございました